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ロレックス エクスプローラーⅠ は何種類ある?




スポーツロレックスの中で最もシンプルなEXPLORERⅠ。

シンプルな3針、小ぶりなサイズ感、無駄を一切省いたその哲学は凄みさえ感じさせます。
価格も他のモデルに比べて落ち着いているので狙っている人も多いかと思います。

ROLEXの公式HPにはEXPLORERⅠは1種類しかありません。
ここで、正規店で新品購入しか考えていない方はこの記事を読んでもあまり意味はないです。すみません。

中古や並行輸入店で購入を考えている方は是非読み進めてください。

下の画像を見てください。全てロレックス エクスプローラーⅠです。
実はエクスプローラーの歴史は長く、1953年からじつに60年以上続いているのです。

souce:forum.tz-uk.com

1953年といえば日本初の民放放送が開局したり、シャープが国産初のテレビを販売したりと今の暮らしとはかけ離れ、日本の成長の夜明け的な時代でした。
ちなみにこの年の映画で興行収入No.1の映画のタイトルは「君の名は」です。

最近のとは全然違いますが。
かなり、古い時代ということです。

ちなみに上の画像の一番左のモデルは1963年発表のEXPLORERⅠ Ref.1016です。
発表からしばらくはエクスプローラーも試行錯誤した時代でして。

この1016になるまでに針の形状が変更されたり文字盤の表記が変わったりといろいろバリエーションがありました。
Ref.1016になってからはご覧の通り、エクスプローラーのデザインはほぼ完成されたと言っていいでしょう。
製造年でいうと、以下のようになります。

製造年表
1963年~1989年 Ref.1016 27年間
1989年~2001年 Ref.14270 12年間
2001年~2010年 Ref.114270 10年間
2010年~現在    Ref.214270 現役


Ref.1016はなんと約30年間製造されたロングセラーモデルになります。
Ref.Noだけを見ると4種類。と思うかもしれません。
ところがそうはいきません。同じリファレンスでもちょっとした仕様変更等があるんです。

そんなことどうでもいいと思うかもしれませんが、将来的に価値が劇的に変わってくることもあります。
それは4桁モデルのスポロレが証明しているので、購入の際はどの仕様なのかをよく確認した方がいいでしょう。


Ref.1016
最低でも製造から30年近くは経っている、ヴィンテージロレックスの代表格、Ref.1016。
丸っこい3,6,9の数字、プラスチック製のドーム風防等、ヴィンテージ感を漂わせています。

基本的に製造当時のオリジナルの部品が残っている方が価値が高く、部品を交換している方が安価になります。
特に艶感たっぷりのミラー文字盤と言われる年式の古いタイプは400万を超えてきます。

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また、ムーブメントも古い時代からCal.1560、Cal.1570(ハック機能なし)、Cal.1570(ハック機能あり)と3種類あります。
Cal.1560はロレックスの正規オーバーホール受付けが終了しているため、ロレックス以外の時計修理会社にオーバーホールをお願いすることになるので購入の際は注意が必要です。


上の画像の1016はオリジナル文字盤が乗っています。
オリジナルの文字盤に使用されている夜光塗料はトリチウムなので、現在はもう光りません。

また、年月が経つにつれて焼けが出てくるので画像のようにクリーム色に焼けてきます。
この色味が苦手な方もいるのですが、ヴィンテージ感が出ていい雰囲気です。

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上の画像の1016は文字盤の劣化の為か、ロレックスにてサービスダイヤルに取り換えられています。

T SWISS-T<25とトリチウムの表記はありますが、夜光塗料はルミノバになります。
ルミノバは色の焼けもありませんし、半永久的に光ります。

基本的にはこの文字盤を搭載した個体が一番安く買えます。それでも140万はしますが。

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Ref.14270
キムタクがドラマで着用し、プレミア現象を巻き起こしたのがこのRef.14270。当時はプレミア価格100万円を超えていたとか。
日本でのスポーツロレックス人気に火をつけた出来事でした。

Ref.1016からの改良点として、サファイアクリスタル製フラット風防を採用し、メタルフレーム付きインデックスになり、大幅にダイヤルデザインが改良されました。ダイヤルデザインの流れは現在のRef.214270にも受け継がれています。
キャリバーには当時の最新技術が投入されたハイビートムーブメントCal.3000が搭載されました。
現在多くのロレックス自動巻きモデルが3000系のキャリバーを使用していますが、その走りとなった名機です。


souce:instagram
よく見るいわゆるエクスプローラーです。しかし、このRef.14270には注目して見る部分が多くあります。

それは以下4項目
・文字盤下の表記
・ケース横の穴
・ブレスレットのクラスプの種類
・ブラックアウトモデル


Ref.14270を製造していた時期は、4桁モデルから5桁モデルへの移行期とあって、細かいマイナーチェンジがいくつかありました。


まずは文字盤下の表記ですが、3種類あります。

T SWISS-T<25表記

文字盤の夜光塗料にトリチウムが使われていることを指します。トリチウムは放射能を持つ同位体なので、放射能量が計測値25ミリキュリー以下ですよ。と、表記してるんですね。
トリチウムの夜光を使った文字盤は1998年のU番までなので、Ref.14270では割合として多い方なのですが、オーバーホールの際にルミノバ塗料の文字盤に取り換えられているものも多いため、希少価値は上がっていきます。

クリーム色に焼けていくところもいいですね。



SWISS表記

SWISSのみ表記されたものはルミノバ夜光を使用しています。この後にSWISS MADE表記で落ち着いていくんですが、この時代のみのものになります。
現在は希少価値の対象になっていませんが、作られた期間が短いため、間違いなくレア物としてプレミア価格になっていくと思います。

今年のバーゼルワールドではこのSWISS MADE表記の間にクラウンマークが入るようになりました。
こういったことも今後価値を押し上げていく要因になるでしょう。



SWISS MADE表記

よくある表記です。
どのモデルでもそうですが、この表記が一番数が多いかと思います。

ヴィンテージ感を求めるならT SWISS-T<25表記、人と少しでも違うものが良い方はSWISS表記のモデルがいいかもしれません。

この2種が今後の価値も含めて楽しめそうです。

ケース横の穴については画像はありませんが、主に年式が古いRef.14270にはケース横にばね棒を押すための穴が開いてある場合があります。4桁モデルと同じなので、これもヴィンテージ感が欲しい方向けでしょうか。



ブレスレットのクラスプの種類については2種類あります。


上がシングルクラスプ、下がダブルクラスプになります。
Ref.14270では年式が古い物、1992年くらい?までがシングル、あとはダブルになっています。

ダブルの方が、腕にしていて外れる可能性は低いでしょう。
しかし、Ref.1016まではすべてシングルクラスプを採用していたので、シングルの方がという人もいます。

希少性でいえば断然シングルなので、そういって面も考えるならシングルもいいです。

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最後にブラックアウトモデル

souce:instagram
かなり有名なレアロレックスなんですが、3,6,9の数字に白い塗料ではなくて黒い塗料が塗られたものをいいます。
E番、X番のごく少数に存在します。
ちなみに文字盤の夜光はすべてトリチウム、クラスプはシングルでケース横には穴が開いています。

2016年までくらいには90万以下で買えたんですが、現在は200万に届きそうな勢いです。

希少性によって価格が上がる典型みたいなモデルですね。

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Ref.114270
記念すべき6桁モデルです。エクスプローラー史上ケース径は最後になる36mm。
搭載ムーブメントはCal.3130。精度があがり衝撃にも強くなっています。ブレスレットとケースもブラッシュアップされ堅牢性がアップしました。見た目の変更点はほとんどないのですが、唯一ブレスレットのフラッシュフィットが一体型になっています。


souce:watchuseek

より堅牢性と実用性があっぷしたRef114270。このモデルにも細かなマイナーチェンジがあります。
一つは王冠透かし。偽造防止対策として2003年以降の風防6時位置に透かしが入りました。

そして二つ目はルーレット刻印です。

「ROLEX王冠ROLEX...」とぐるりと1周回っている刻印をルーレット刻印といいます。

画像のものはRef.214270ですが、Ref114270にもルーレット刻印が入ったものが存在します。

ルーレット刻印も偽造防止対策で入ることになりました。この刻印がはいりはじめたのが2006年の後半からです。
つまりZ番の後半以降の個体にはルーレット刻印が入ります。

一般的にはルーレット刻印が入った個体の方が高く値段が設定されます。

製造終了からまだ日が浅いため、まだそこまでプレミア価格にはなっていませんが、製造期間の短さから将来的に価値が飛躍的に上がることが容易に想像できます。

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Ref.214270
現行のエクスプローラーです。
搭載ムーブメントはCal.3132。このキャリバーにはパラクロム・ヘアスプリングと高性能のパラフレックス ショック・アブソーバが搭載され、衝撃と磁力に対して耐性が向上しています。
ケース径が39mmと大幅に大きくなっています。

というのがモデルチェンジした2010年ごろはPNERAI等のデカ厚時計ブームでして、ロレックスもそれに追随した形でエクスプローラーも巨大化しました。

発表当時は「こんなのエクスプローラーじゃない」「ブレスレットとケースのバランスがおかしい」等さんざんな言われようでしたが、現在は2016年にマイナーチェンジも済ませ、市民権を得ています。

マイナーチェンジ前はいわゆるブラックアウトモデルと言われます。
3,6,9の文字がメタルのむき出しになっており、夜光が塗られていないため光りません。
また、分針がRef.114270のものを流用していたためか、若干短く、ショートハウンドと言われています。
製造期間は約6年間です。

マイナーチェンジでは3,6,9の夜光に塗料が塗られ、分針も太く長くなり視認性が向上しました。


2010~2016年 ブラックアウトモデル

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2016年~現行モデル

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今後、マイチェン後のモデルが永く製造されればブラックアウトモデルの価値は上がっていくでしょう。
Ref.214270がいつまで製造されるかですね。


ロレックス エクスプローラー自体は1種類のみというコンセプトを守り続けていますが、過去もモデルも合わせると選択肢はかなり広いことがお分かり頂けたと思います。

これはもう好みによるところなのでしょうが、将来の資産性も考えると古いモデルもおもしろいかもしれません。

特にRef.14270のトリチウム文字盤、ケース横穴あき、シングルクラスプモデルなんかは10年ほどでヴィンテージモデルとして扱われていくことになると思いますので、現在のRef.1016のように価格が2倍、3倍になることもあるかもしれません。

資産性も考えず、永く使用していくだけなら現行モデルはおすすめです。ロレックスはオーバーホールの受付を生産終了後の30年くらいとうたっていますので、今後40年以上はロレックスで見てもらえるため安心です。

ちょっとした違いでも十分に楽しめるのがロレックス。

ぜひお気に入りのエクスプローラーを見つけてください。

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プロフィール

micha

Author:micha
時計は全般的に好きです。
普段は主にROLEX ExplorerⅠ Ref.214270を愛用しています。
一生もののアンティークロレックスと遊びに使える時計を探しています。
趣味はDIY

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